営業をしていて、自社や他社のエンジニアを沢山見て来ましたが、
言動を見る限り、「これは確かに伸びるエンジニアだな…」とか、
「こりゃあ残念なエンジニアだな…」って分かるものなんですよ。
もちろん、ビジネスマナーとして最低限必要な「時間厳守」や「身だしなみ」
「報告、連絡、相談」を行わないのは論外ですが、それらを備えた上での話です。
年齢や性別には関係無く、「伸びるエンジニア」の条件って分かりますか?
「エンジニア」に限らず、「ビジネスパーソン」にも言える事です。
それは、
【楽しんでビジネスをしているか】
【楽しんで仕様書を作成しているか】
【楽しんでプログラミングを書いているか】
【お客さんに喜んでもらう事が楽しいか】
という事です。
”新卒や転職したばかり”で、「楽しむ余裕は無い」とか、
”同じ現場で同じ仕事を繰り返し”ていて、「毎日楽しく無い」とか、
”お客さんに叱られている”ばかりで、「毎日辛い」とか、
”ハラスメント”に遭っていて、「職場や現場を変えたい」とか、
特別な状況に遭遇している場合は、それどころでは無いかもしれませんね。
”新卒や転職したばかり”の人は、『時間』が解決してくれるので、
いずれは改善されるから、楽しむ事が出来るようになるかもしれません。
それ以外の”ルーティンワーク”や”ハラスメント”に遭遇していて、
『時間』が解決してくれなさそうな人は、自身が潰れる前に、
配属先の変更をお願いしたり、転職される事をお勧めします。
昭和や平成時代の前半みたいに、我慢しながら仕事をするのは止めましょう。
今は、IT業界に限らず、どの業界も人手不足で売り手市場なのだから、
リクルートエージェント等を利用して、転職する事をお勧めします。
さて、話が逸れてしまいましたが、何故、「伸びるエンジニア」の条件として、
【楽しんでプログラミングを書いているか】
と言う事ですが、その本質的な理由としては、
主体的に仕事に取り組んでいる
と言う事で、
やらされ感
では無い事が挙げられます。
皆さんにも経験は有ると思いますが、子供の時に親や教師から「勉強しろ、勉強しろ」と
言われて、嫌々勉強したり、宿題をしていませんでしたか?
私も、子供の頃に親や教師から「勉強しろ、勉強しろ」と言われて、
嫌になった経験が有りました。
その時って、思いっ切り
やらされ感
だったから、勉強内容が頭に入らず、勉強が出来なくなっていました。(笑)
現役で、東京大学や京都大学、一流の私立大学に合格した人達って、
親や教師から「勉強しろ、勉強しろ」と言われなくても、
主体的に勉強に取り組んで、問題を解く事が出来るので、
好きで楽しんで勉強していますよね。
また、子供達やゲーム(任天堂、プレイステーション、スマホ)好きな人を見ていると、
好きで楽しんでゲームをしていますよね。
親や周囲から、「ゲームしろ、ゲームしろ」とか強制的に言われなくても、
凄い時は、夜中まで夢中になりますよね。
私は昔からゲームが苦手だったので、夢中にはなりませんでしたが、
「新世紀エヴァンゲリオン」のブームが一旦引いた30歳代で、テレビシリーズの
DVDを購入した時は、平日にも拘わらず、朝方まで連日、DVDを鑑賞していた為、
多少、仕事に影響した覚えが有ります。
これも、誰かに「DVDを鑑賞しろ」と言われた訳でなく、自主的(主体的)に
時間に関係無く、DVDを鑑賞していたのでした。
【楽しんでやる】=【やらされ感では無い】
→【主体的に取り組む】→【仕事や実績が伸びる】→【お客さんが喜んでくれる】
→【主体的に取り組む】→【仕事や実績が伸びる】→【お客さんが喜んでくれる】
「正社員(エンジニア)」は、会社が割り当てられた仕事に従事したり、営業が探して来た
仕事(客先の現場、社内請負)に従事する事で、給与も保証されているので、
やらされ感からか、主体的に取り組んでいない(楽しくない)ような気がします。
営業と協同で、お客様から仕事を受注した「正社員(エンジニア)」の場合は、
設計・開発・納品・検収・請求が完結するまで、責任感を負うので、
やらされ感よりやる感の為か、主体的に取り組んでいる(頑張る)気がします。
また、「契約社員(エンジニア)」や「個人事業主(エンジニア)」の場合は、
携わっている仕事が上手く行かない時、次の契約の保証が無いので、
主体的に取り組んでいる(頑張る)気がします。
30年以上の社会経験から、
【楽しんでやる】=【やらされ感では無い】
を実践しているエンジニアが、「伸びるエンジニア」と感じています。
やらされ感
で実践しているエンジニアが、「残念なエンジニア」なのでしょう。
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