中々、派遣や業務委託で営業に苦戦するのは、「若手」と「年配」のエンジニアです。
会社の都合(?)で、毎年、新卒を入社させて、
「優秀な人材を採用したから、売上に貢献させろ!!」
と言って来る社長や役員って、有る意味、ハラスメントですよね!!
「若手」は、即戦力にならないので、将来を見据えて、投資と考えるべきところ、
費用対効果と言う麻薬に憑り付かれた多くの企業の社長や役員は、早急に
回収を求める言動が目立ちます。(これ、ちゃうで!!【本音】)
正直、新卒は、2~3年は戦力にならないのが現状です。
理由は、現場での「ITスキルと経験の不足」です。
スキルシート(業務経歴書)に、大卒または専門学校卒後、
所属会社のOJTしか記載されていなければ、間違い無く、
書類審査で落とされます。
また、所属会社の請負案件で参画した経験を、スキルシートに
記載したところで、顧客の現場またはリモート案件に参画は困難です。
既に、先輩社員や協力会社のエンジニアが参画していて、
「彼らがサポートする」と助言する、営業または所属会社の役員の
常套文句が作用した場合、サポートで参画する事は、有り得ます。
一方、「年配」のエンジニアは、「若手」より至極、厄介です。
一昔(ひとむかし?)、いや、二昔(ふたむかし?)だったら、
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COBOLさえ身に着ければ、将来、業務系のシステム案件は安泰
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C/C++さえ身に着ければ、将来、組み込み案件は安泰
…とか、言われていた時代は、有りました。
しかし、2025年の現在は、どうでしょうか?
メインフレームのCOBOL案件、あるいは、C/C++の組み込み案件は、
僅かな要員募集に対して、シニアエンジニアが挙(こぞ)って、
応募をするので、単金のダンピング合戦(泥仕合)に突入して、
体力の有る企業や営業担当から提案されたシニアエンジニアが
採用される状況となりました。
これは、関西に限らず、関東を含め、日本全体の傾向です。
「もう、一生稼げるプログラミング言語は無い…」と言う現状を
受け入れられず、しがみ付く「シニアエンジニア」の姿が目立ち、
何も自身を改善しないと言う、今日この頃です。
そのような「シニアエンジニア」は、今後、活躍は出来ないのでしょうか?
…(考え中)
…(考え中)
…(考え中)
答えは、「No!!」と言いたいと思います。
但し、下記の3要素を取り入れる必要が有ります。
①培った過去のスキルや経験を一旦、置いておいて、
新たなスキルを習得する意欲が有る。
②時間と労力は、惜しまない。(残業、土日対応も積極的)
③年齢に寄る体力の限界、老眼、頻尿、食欲不振等を理由に、
言い訳はせず、若手社員や協力会社のエンジニアと協同で、
主体的に仕事に取り組む。
私と似たような境遇で、1990年代~仕事に取り組んで来た「シニアエンジニア」ですが、
社内や協力会社の社員、発注元の社員を見る限り、主体的に取り組む姿勢が低いと感じます。
・現場の対応が優先の為、スキル変更の機会が無かった。
・会社が、スキル変更の出来る開発案件に提案したり受託をしなかった。
・会社が、スキル変更の出来る外部セミナーに参加(投資)させてくれなかった。
上記の理由で、自ら主体的に打破しようとはせず、他人任せで現状に踏み留まっている
「シニアエンジニア」が多いように見受けられます。
では、会社で講師の費用や会場費用(またはオンライン費用)を負担して、
まともに参加する「シニアエンジニア」は居るのでしょうか?
例えば、社外または社内OJTに「Java開発言語」の講習(月4回:毎週末3時間×3ヶ月)
を手配した上で、「シニアエンジニア」に参加を求めても、主体的に「参加します」と
言う社員は、ほぼ皆無に等しいかと思われます。
・業務時間外や土日の休みは、家族と一緒に過ごす時間なので…
・プライベートの時間を、仕事に使いたく無いので…
・もし、業務時間外や土日にOJTに参加したら、業務なので時間給は出ますよね?
せっかく会社は、将来を見据えて、所属社員のスキル変更や上達の為に、
機会を与えたとしても、上記を理由に参加を希望されないケースが多いです。
貴方の将来の為にと思っても、案件に参画しているなら社員の危機感は低いのです。
年齢上昇に伴い、最新のスキルやツールを習得し続けなければ、将来が無いと
危機感を強く感じているのは役員と営業で有って、現在の仕事に携わっている
「シニアエンジニア」は、見て見ぬふりをしている状況かと。
「貴方に有った仕事は、もう無いよ!!」と肩を叩かれる時が来なければ、
気づかない(?)、動かない状況が、多くの「シニアエンジニア」ではないでしょうか?
では、どうするか?
やはり、前回の記事で記載した
やらされ感
から脱却して、最新のスキルやツールを習得するしか将来は無いのです。
幸い、現在は、我々が学生や就職した1980~1990年とは違って、
パソコンは安く購入出来るし、ネット上には参考となるプログラミングや
『デイトラ』のようなオンラインスクールが有るので、手軽に利用が出来る環境です。
何時やるの?
今でしょ!!(by 林修先生)
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